
149ドルで販売されているスチール製ツールボックスが、コーヒー器具を含まないにも関わらず多くの人々の注目を集めている。アウトドア用品ブランドUnitoとToyo Steelによる「Unito x Toyo Coffee Box」の話だ。
このボックスのベースは、Toyo Steelが数十年にわたり製造してきた「Y-350 Camber-Top Toolbox」。アーチ状の蓋とクリーンなラッチシステムが特徴的で、デザイン愛好家から高い評価を受けてきた。Unitoはこのコンパクトで美しいスチールボックスを、コーヒー文化とキャンプ文化が交差するアイテムとして再構成した。
ハンドルにはレザーのラップ、内部には柔らかなフェルトのトレイ、上部には木のアクセントを配置。黒、モスグリーン、白の3色展開で、どれも洗練された仕上がりを誇る。変化は革命的ではないものの、機能だけでなく感情的な価値を持たせた点が重要だ。
出典:yankodesign.com
しかし149ドルという価格設定には議論もある。コーヒー器具が含まれていないため、単独での利用シーンが限定される点も懸念材料だ。価格は製品のエンジニアリングではなく、キュレーションやコラボレーション、素材、ライフスタイルのシグナルに対する対価とされている。耐久性や実用性への期待が高まる分、使用時の経年劣化も気になるところ。
コーヒー文化において、美しいセットアップを所有すること自体が体験の一部となっている現代。このボックスが人々をアウトドアに誘い、ゆっくりと物作りを楽しむ気持ちを引き出すなら、その存在意義は十分にあるだろう。
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